「スポーツ展」〜芦屋・阪神間のスポーツの歴史と未来〜
現在、芦屋市立美術博物館では「スポーツ展」が開催されています。
芦屋市は、これまで、スポーツ競技界に数多くの優秀な人物を輩出しています。この「スポーツ展」では、その功績にまつわる貴重な品々や資料などの展示物を拝見しました。
また、芦屋のスポーツのあゆみ、阪神間や関西を拠点に活動している選手やチームの紹介、そして近年芦屋に流入した様々なスポーツの取り組みなども紹介されています。
この展示会の入場券には、1948年に芦屋市長に就任した猿丸吉左衛門(吉雄)の力感あふれる 凛々しいお姿が印刷されています。猿丸氏は「スポーツマン市長」としてよく知られています。学生横綱、投てき選手であったことは、以前より耳にしていましたが、現在の芦屋市の基礎を築くということのみならず、老若男女スポーツに親しめる環境づくりにも注力していたことをあらためて認識しました。これは、現代の「生涯スポーツ」にもつながる視点だと思います。
2020年は、オリンピックをはじめとした数々のスポーツイベントが中止・延期・開催規模の縮小など、苦難の時となりました。しかし、緊急事態宣言を経てスポーツが再開された時、スポーツは人々に希望を与える力となったことは記憶に新しいところです。まもなく東京オリンピックが開催されますが、この時期にスポーツの歴史や魅力を振り返り、体感できることは、大変意義深いものであると感じます。
是非、芦屋市立美術博物館を訪れてみてはいかがでしょうか。
〈開催期間〉8月29日(日)まで
〈開館時間〉午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
〈休館日〉月曜日 ※ただし8月9日(月・祝)は開館、翌10日(火)休館