毎年7月は“社会を明るくする運動”の強調月間です。

この運動は「犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ」を統一標語とし、すべての国民が、「犯罪や非行の防止」と「犯罪や非行をした人たちの更生」について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築こうとするものです。毎年、私のホームページでも取り上げてきました。

さて、「社会を明るくする運動」は、芦屋市長を委員長とし各関係団体の代表者を構成委員とする「芦屋市推進委員会」を設置しています。本日は市民センターにて委員会が開かれ、私は幹事として芦屋市保護司会研修部会長の立場で出席しました。会議では、昨年度の活動報告・決算に続き、今年度の活動計画や予算案についての報告、神戸保護観察所の泉佳孝企画調整課長による、「再犯防止・更生保護」についてのお話がありました。更生保護の歴史をはじめ、再犯率の現状について、また自治体における再犯防止計画の必要性について触れておられ、保護司活動を進める上での有意義な機会となりました。

犯罪を犯した人を社会で温かく迎えることへの認知は以前に比べて進んできています。しかしながら、犯罪や非行をした人の中には、安定した職に就けない、貧困や病気である、身寄りがないなど、日常生活を送るに際して様々な課題を抱えている人が多く存在します。

1日も早く地域社会に戻れるよう、温かい見守りのもと安定した生活を送れることをめざし、支援体制を強化していくことが重要になります。

今年の運動の第一弾は7月1日土曜日11時からJR芦屋駅ペデストリアンデッキでの街頭啓発です。また同月に学習会、10月には市民の集いが開催される予定です。