今回は、「全国災害ボランティア支援機構」「認定NPO法人コムサロン２１」「兵庫ボランティア」「写真洗浄ボランティア」、そして私の属している「国際ソロプチミスト六甲」の5つの団体で、4日間にわたり、津波で流された災害ごみの搬出や被害家屋内の家具や壊れた瓦の撤去などの支援活動を行ないました。

震災から３ヶ月半が経ちますが、移動中に見た景色は、ブルーシートに被われた瓦屋根や倒壊した家々、壊れたままの窓や障子など。未だ手付かずの状態であり、復旧作業はまだまだ遠い道のりであることを感じました。今回は連日、金沢からの通いにつき、限られた時間内での活動になりましたが、帰る際にはまだまだできることがあったのではないかと、後ろ髪をひかれる思いでした。

これまで災害対策の1つとして、発災時の初期対応をはじめとし、行政や地域との連携を考えながらの訓練を行なってきましたが、今回の体験から、災害発生時のボランティアの受け入れ体制や輸送方法、現場における人員の配置や指示の方法など、関係団体との連携の重要性を認識する機会を得ました。

また、長引く断水や避難生活にご苦労をされている被災者の声を直接聞き、ニュースでは伝わらない現場の状況を肌で感じる重要性を再認識しました。今回は各団体が集まりワンチームになって効果的に行動できたことに感謝いたします。

※珠洲市社会協議会災害ボランティアセンターでは、活動の受付時に被災地の写真はご遠慮願いたいとの注意がありました。許可をいただいた範囲で写真をアップしています。