一般質問が終わりました
先週の委員会審査が終了し、今日から3日間の一般質問が始まりました。
今回は17名が質問を通告し、今日は6人が登壇しました。
私は2番目となり、
「充実した図書館の実現について」
「ごみの減量化に向けて」
の2項目について質問をしました。
一般質問は今まで休まずに行ってきました。
毎回40分の持ち時間の中で話を展開していくわけですが、
壇上での質問以外は一問一答方式で行われます。
質問意図が上手に伝わり、それに対応した返答を頂ければよいのですが、
そうでなければ議員側の完敗になります。
つまりは上手く答えを引き出すことができれば○です!
一般質問の前にはヒアリングが行われるので、
その感触を感じつつそれに基づきストーリーを展開する訳ですが、
一般質問の際にはすっかり違う視点での答弁が返ってきたり・・
いずれにしても一般質問は毎回とても緊張するものです。
芦屋市議会では以前、質問は3回までの一括方式でしたが、
議会改革の一環で前期から一問一答方式に変わりました。
今では質問回数の制限もありませんので、
執行部側もおそらく緊張感を持って臨んでいることと思います。
毎回感じるのですが、
議員による質問内容が、どんなにわかりにくいものであっても、
何となく答えられていたり、
どんな変化球に対しても、しっかりと答弁で返すことのできる理事者側に対しては、
尊敬の念に堪えません。
1.「充実した図書館の実現について」
①今後の図書館のあり方について
芦屋市では平成30年度に
老朽化した図書館設備の改修工事が予定されていますが、
それを機に更なる図書館の機能性の充実を期待し通告しました。
近年、図書館は、多くの可能性を秘めた公共施設として注目されており、
従来のイメージを払拭するような新たな取り組みを試みる図書館が増え始めています。
今までの図書館は、
「本を貸してくれる場所」 や「ひとり静かに勉強をする場所」として認識されており、
このイメージは長年にわたって形成されてきたものであると言えます。
情報ツールの発達や少子高齢化をはじめとする様々な社会変化の中、
その時代に沿った「生涯学習の場」として、
そして地域住民の課題を解決するために機能する図書館へと
変わって行くべきではないかと感じています。
本を貸すだけの場所だけでなく、
これを機に
多くの市民が交流できるような図書館作りにチャレンジしてほしいと願い
今後の方向性について伺いました。
②超高齢社会の流れの中で図書館の果たす役割について
厳しい財政状況の下、年々高まる高齢化率と共に想定される社会保障費の増加は深刻な問題です。
地域社会における相互扶助すなわち助け合いや、社会活動の参画により健康寿命を延ばすことは、
重要課題となっています。
しかしながら、超高齢社会に向けた様々な分野での取り組みの中、
図書館の活用に対しては積極的には目を向けられて来ていないようにも感じます。
図書館における高齢者をターゲットとしたサービスは、
子ども向けのサービスに比べ、まだまだ発展途上であるように思います。
今後、余暇を持つ高齢者がこれまで以上に増加すると考えられ、
豊かな老後を過ごすためにも図書館は大きな働きを担うものといえるでしょう。
今、高齢者に向けた一歩進んだ図書館サービスについて、
検討する時が来ているのではないでしょうか?
③図書館開館時間の拡大について
市民の声を受け、3点目の質問として、
図書館の開館時間を現在の10時よりも早めることが可能かどうかを伺いました。
上記の答弁については、来年1月に図書館に関するアンケート調査を行い、
今後の図書館のありかたや方向性を探るとのこと。
アンケート調査は来館者、ホームページ、広報あしやでお知らせします。
開館時間については、
今後、総合的に判断して開館時間の前倒しが可能になるかどうかを決定するとのこと。
2.ごみの減量化に向けて
①1人一日当たりのごみの排出量の削減に向けては、
危機意識を共有し発生抑制につながる取り組みが重要である。
ごみ減量に向けての市の役割についてどのように考えるのか伺いました。
②循環型社会の形成に向けた市として3Rの取り組みについて伺いました。
先日発表された兵庫県の市町別ごみ排出量の順位を見ますと、
1人1日当たりの生活系のごみの排出量を確認したところ、
県内各地に比べて排出量がかなり多いことが分かりました。
ごみ排出量の順位は、順位が高いほど排出量が少ないことを表わすのですが、
残念ながら芦屋市の順位はかなり低く、平成26年度実績では41市町中38位でした。
ごみの減量化を促進していくためには、
現在の状況に対する危機意識の共有化とそれに伴う市民意識の改革は欠かせず、
市民や事業者の理解を深めていくために、
積極的な啓発活動を進めて行く事が重要になると思います。
理事者側の答弁もしっかりと周知に努めて行くとの内容でした。