一般質問について
本日より一般質問が始まりました。あらためて一般質問とは、議員が行政全般にわたり、市長などの執行機関に対し、事務の執行状況や将来に対する方針などについて質問したり、あるいは報告、説明を求めたりすることをいいます。
この9月議会では、3日間にわたり一般質問が行われます。今回は、議長・副議長を除いて19名の議員が通告を行なっています。通告とは、一般質問する項目を執行部に対してあらかじめ伝えておくことです。
今回、私は初日(本日)2番目の登壇となり、以下のとおり、2つの項目について取り上げました。
<英語教育の充実に向けて>
英語教育の充実に向けては、平成28年より取り上げてきました。以後、令和2年より小学校3・4年生に英語教育が導入されるとともに、5・6年生でも年間70時間の英語教科が始まりました。今までの取組状況や英検について、そして今後の方向性について伺いました。
①コロナ禍においても予定の授業時間数の確保はできたのかどうかを問う。
答弁:令和2年度は、2か月の臨時休業もあり、授業時間数に不足が生じたが、学習内容を精選し、履修してきた。
②小学校中学年からの英語教育の成果と課題について問う。
答弁:小学校3・4年生からの外国語活動では、地域人材を各校1名配置し、発達段階に応じた体験的な授業を進め、中学校では小学生との英語でのオンライン交流等を行なってきた成果で、抵抗なく英語で表現する児童生徒が増えた。課題は、地域人材やALT と授業以外の場面で、英語でのコミュニケーションの機会を増やすことである。
③ 令和元年に市内3中学校において実施された英語検定試験は、コロナ禍の時代に入り、令和2年度以降は行われていません。今後、再開されるのでしょうか。
答弁:教職員への働き方改革の視点から、従来の教職員中心での再開は難しいと考えるが、英語に対する意欲を高める授業づくりを継続して取り組んでいく。
④英語検定受験料の補助について伺います。
答弁:個人の資格取得の補助に当たるため、実施する考えはない。
⑤英語教育の充実を図り、英語力向上のためにどのような取り組みを行っていくのか、芦屋市の見解を問う。
答弁:英語力を向上させるには、英語に慣れ親しむ機会を増やすことが大切であると考え、小学校では体験すること、表現することを多く取り入れ、中学校ではオールイングリッシュを基本に、生徒も教師もできるだけ英語を使って授業をするようにしている。
また、市内在住の外国人の方をゲストティーチャーとして招いたり、オンラインを活用した海外との学校と交流する等、ネイティブ英語に触れる機会を増やすよう積極的に取り組んでいる。
<安全・安心なまちづくりについて>
今回は市民の安全を守るために犯罪抑止や犯罪防止の目的で設置されている防犯カメラに関して、また、特殊詐欺防止対策に向けて実施した自動通話録音機の無料貸出に関して、今後の方向性を伺いました。
①市内における防犯カメラの設置状況について伺います。
答弁:防犯カメラの設置状況は、149台であり、これは地域の皆様と議論し設置したものである。
②防犯カメラの増設についての考えを伺います。
答弁:現在のところさらに増やす計画はない。防犯意識の向上には地域での話し合いこそが重要であると考えるため、自治会等に対してカメラ設置費補助金の活用を促していく。
③特殊詐欺防止対策として今年から自動録音機の無料貸し出しを開始したが、受付状況について問う。
答弁:自動録音機は55人が応募され、全員に貸し出しを行なった。
④特殊詐欺被害の防止効果が高い自動通話録音機の普及は重要である。今後も引き続き、貸し出しを予定しているのか問う。
答弁:新たな貸出しは予定していませんが、詐欺被害を防止するためには詐欺の手口等 の周知が必要であると考える。引き続き啓発に取り組んでいく。