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令和6年度芦屋市学校保健大会に参加しました

本日、市役所東館3階の大会議室において、『みんいくのすすめ 〜睡眠が変われば子どもが変わる〜』をテーマとした講演会が開催されました。講師は堺市教育委員会の主任指導主事である木田哲生氏でした。

「みんいく」とは「睡眠教育」を指す略語であり、睡眠の仕組みやその持つ力に関する正しい知識と習慣を身につけることを目的としています。木田氏は講演の冒頭で、現代の子どもたちの状況に触れ、「小児慢性疲労症候群」の兆候が見られることを指摘しました。この症候群は、日常の睡眠習慣の乱れによって引き起こされるもので、進行すると「朝の起床が困難になる」「学校への行き渋りが増える」「友人関係のトラブルが増加する」といった悪循環に陥る可能性があると述べられました。

医学的には、睡眠不足が脳の成長を妨げるため、脳の海馬が縮小し、学習能力や記憶力、運動能力の低下を引き起こすとされています。木田氏の講演は子どもに焦点を当てたものでしたが、大人にとっても、規則正しい睡眠習慣の重要性を再認識させられる内容でした。 この「みんいく」については、一昨年12月議会の一般質問でその重要性を訴え、堺市の取り組みを紹介したところでした。今回の講演がその取り組みの延長線上で実現したことは、大変意義深く、有益な機会となったと感じています。

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