分庁舎建て替え事業について
今日は総務常任委員会が開催され、
所管事務調査になっている「分庁舎の建て替え」について基本設計の説明がありました。
分庁舎とは、市役所の向かい側、つまり消防署の南側に位置し、
国道43号線に面した建物です。
分庁舎に関しては、解体した後に緑地に整備して、
将来北館の建て替えの時期に活用する方針でした。
しかしながら、9月議会では、分庁舎の隣接する土地を安価で取得できたため、
分庁舎を建て替える旨の報告があったところです。
今日の委員会の説明によると・・
隣接する土地に関しては、以前より土地の所有者より売買の打診はあったようです。
分庁舎の東側の隣地にはマンションがありましたが、
土地の購入にあたり建物付きの場合には議会の議決が求められることから、
この時は時間の制約もあり一旦断念しています。
その後、所有者が変更になり、建物を除却した後、
更地となった土地の売却の申し出があり、議会の承認も不要であったため、
今年の3月14日に約1億2千万円で購入決定したようです。
この度、一定の土地が確保できることとなり、
市は老朽化したハートフル公社の移転と
手狭になったとの理由で男女共同参画の関連部署を移動させる計画です。
男女共同参画の部署はこの数年の間にJR北側から公光町、
そして建て替え後の分庁舎に再び移動することになります。
なお、現在、分庁舎の西側の歩道は大変狭いため、
この工事に伴い拡幅されることは喜ばしい事です。
事業にかかる費用は、おおまかな試算で10億円は超えず、
一般会計には影響はないとされ、
市債発行が必要になるが財政を圧迫させるような額ではないとのこと。
しかしながら、分庁舎の建て替えについては、
今年度の施政方針にも示されなかったことです。
今まで議会への十分な説明もなく、後付け感満載とも言える事業の説明でした。
行政側は基本設計が既に完成しているので、今後大きな変更はないと説明されました。
せっかく分庁舎を建て替えるのですから、
コンセプトをしっかり定めて市民にも発信し、
市民サービスのさらなる向上をめざしてほしいものです。
12月議会には本事業に対する補正予算が上程される見込みです。
今日は朝から議会報告会のデモンストレーション、
そしてこの委員会の後に議員学習会が予定されていましたが、
委員会が予想外に長引いたため学習会は延期となりました。