平和への祈りと願いをこめて
72年目の終戦記念日。
先の大戦で犠牲になられた数多くの御霊に対し、心より哀悼の意を表します。
今日は芦屋市・芦屋市教育委員会・芦屋ユネスコ協会主催の「平和の鐘を鳴らそう!」に参加。
この行事は市民の皆様にもご理解を頂いており、毎年継続して開催されています。
第一部は市民センター本館・玄関横に設置されている「優愛の鐘」広場で行われました。
山中市長、ユネスコ協会副会長をはじめ多くの会員、そして市民の皆様により
「ユネスコ平和宣言」を唱和し、正午のサイレンに合わせて黙祷の後、
それぞれの想いをこめて「優愛の鐘」を打ち鳴らし平和を祈りました。
第二部は「リードあしや」に移動し、
ふかし芋やおにぎりなど模擬戦時食を頂きながら戦中・戦後の時代をしのび、
平和の大切さを語り合いました。
芦屋市教育委員会生涯学習課学芸員の竹村忠洋氏によるミニ講話「芦屋の空襲」は興味深く、
当時の芦屋の様子を丁寧にご説明下さいました。
今頃になってですが・・西芦屋町の民家の塀には未だに戦争の傷跡が残されている事を知る機会となりました。
また、ミニコンサート「平和のうたを歌いましょう!」では
声楽家の加藤純子さん、ピアニストの金澤佳代子さん、浅田太枝子さん(手話歌指導)による歌唱指導もありました。
年々戦争体験者が減っていく中、
苦しみを風化させることなく正確に後世に継承していくことが今後の課題になっています。
ユネスコ協会憲章には、
「戦争は人の心の中に生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かねばならない」
とあります。
多くの犠牲者の上に今日の平和があることをあらためて確認し、
平和のありがたさを胸に刻む一日になりました。