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建設公営企業常任委員会の視察がありました

建設公営企業常任委員会の視察があり、

7月31日にさいたま市の「市街地再開発事業について」、

8月1日に川越市の「無電柱化について」を学ばせて頂きました。

 

<さいたま市「浦和駅東口駅前地区市街地再開発事業について」>

浦和駅東口駅前の再開発は昭和63年に始動しました。     

平成6年には第二種再開発事業として都市計画が決定し、

平成27年に再開発事業を終了しています。

 

こちらの再開発事業には、芦屋市と同様の事業手法である「特定建築者制度」が取り入れられています。

 

特定建築者とは、

再開発事業者に代わり再開発ビル建設資金を自ら調達して設計・施行し、

保留床の一部ないし全部を取得する役割を有する民間事業者のことです。

 

浦和駅東口駅前地区市街地再開発事業では、

民間事業者の能力を活用するために特定建築者の公募を行った結果、

三菱UFJ信託銀行株式会社が選定されました。

 

また、パルコとの20年の定期建物賃借契約、

SPC(特定建築事業ストラクチャーとの信託契約、

大林組への各種業務委託により事業推進体制を構築しています。

 

再開発事業に国内初の開発型不動産証券化を組み込んだことが、

事業ストラクチャー最大の特徴とのことです。

この仕組みは難しく、頂いた資料をもう一度復習したいと思います。

 

施設建築物は地下1階から7階までが商業施設の「浦和パルコ」、

8階から10階までが公共施設コムナーレとなっています。

コムナーレとはイタリア語で「市立」を表すとのこと。親しみやすい愛称です。

 

8階には中央図書館、9階には市民活動センタ−・国際交流センタ−・浦和消費生活センタ−、10階には浦和コミュニティ−センタ−が配置されています。

 

図書館は、既に10年前より自動貸出・返却システムを導入。

自動化書庫の裏側まで見学させていただきました。

私は昨年12月の一般質問で図書館における自動貸出・返却システムの導入を提案したところでしたので、

大変参考になりました。

 

なお、コミュニティセンターの利用率は、90%とのことで、

アクセスの良さに加えて市民満足度の高さも伺えました。

 

芦屋市では現在JR芦屋駅南口の市街地再開発に取り組んでおり、

この3月に都市計画が決定したところです。

公共施設についても今後、具体化されていきますが、

利用者の多いJRということで、

広く市民の皆様に利用して頂ける、機能の充実した施設を配置すべきであると思います。

市街地再開発に関する説明の後、各階を見学したのですが、

それぞれの担当の方による丁寧なご説明がありました。

本当に充実した視察となり感謝いたします。

 

 

<川越市「無電柱化について」>

川越市は都心から1時間。

江戸の面影を残す街として知られ、多くの観光客を集めています。

 

こちらでは、小江戸と呼ばれる街並みを守るために無電柱化が進められています。

また、無電柱化の取組みにあわせて街路整備による整備効果についても学ばせて頂きました。

 

座学の後に現地視察もありました。

あいにく小雨が降っていましたが、実際に街並を歩く事で無電柱の良さを感じる事が出来ました。

 

無電柱化の手法については、

1.単独地中化方式 → 電線管理者が単独で地中化を実施するもの(道路占用)

2.自治体管路方式 → 地方自治体が管路設備を整備するもの(道路占用)

3.電線共同溝方式 → 「電線共同溝の整備等に関する特別措置法」に基づき、道路管理者が電線共同溝を整備するもの。(道路付属物)※芦屋市のさくら参道ではこの方式を採用しています。

無電柱化を進めるにあたっては、地上機器であるトランスの設置が必要となりますが、

近年では民地の一部を借り上げて設置をしているようです。

民地に設置された地上機器を垣根で目隠しをするなど工夫がなされていました。

 

景観を大切にする芦屋市ですが、この事業については市民の皆様の関心も高く、

議会でも重要視しているところです。

無電柱化を進めるにあたっては良好な景観形成のために、

沿道空間も含めて一体的な街路の美しさを追求することを目指すべきではないでしょうか。

2日間の視察は、会派以外の議員と交流を図ることも出来、実り多き視察となりました。

 

 

芦屋市では朝日が丘町のさくら参道において、無電柱化に伴う工事が始まりました。

民地に設置された地上機器を垣根で目隠しをするなど工夫がなされていました。

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