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建設公営企業常任委員会・予算分科会が開催されました。

本日は新年度の議案審査に引き続き、予算分科会が開催されました。予算審査にあたり取り上げた項目は、以下のとおりです。

【病院事業会計】

現在、市立芦屋病院は、三地点の「芦屋セントマリアクリニック(旧芦屋セントマリア病院)」、「芦屋市保健福祉センター駐車場内」、「南芦屋浜病院を結ぶネットワークバスとして無料送迎バスを運行しています。多くの市民より、路線バスの運行がない場所への運行を求める声が届いているにもかかわらず、路線バスが減便される動きもあるため、来院者数の減少が懸念されます。そこで、病院ネットワークバスのルートの拡大を検討するよう要望しました。

【水道事業会計】

施政方針にも示されていましたが、新年度は人工衛星を利用した水道管の漏水調査に取り組む予定です。その調査方法や、漏水発見における効率がどれだけ向上するのかを尋ねました。今後の作業時間の短縮と効率的な漏水の発見・修復に期待します。

【土木費】

・ブランディングエリア活性化事業委託費について
ブランディングエリア活性化事業は昨年度から引き続いて実施するもので、茶屋さくら通りを中心に地域が主体となり、まちの魅力向上を目指すことを目的にしています。今後、地域オンライン会議や道路空間等を利活用した社会実験を行い、まちの将来像を示す未来ビジョンを策定するとのこと。この事業を進めるにあたっては、「企画に関わる方々や地域住民」と「市」との間の共通認識の形成やコンセプトの明確化が重要であることを申し述べました。茶屋さくら通りエリアの魅力を活かしつつ、今までにない道路空間の活用が進むことに期待したいと思います。

・バリアフリー化工事について
歩道の切り下げ部や防護柵の改修について、新年度には実施されないことが質疑の中で明らかになりました。これらは芦屋市総合交通戦略の中でも重点施策になっているため、計画的に改修を進めるべきであると指摘しました。

・地域公共交通実証運行支援業務について
公共交通の空白地域の課題解決に向けての事業であり、ようやく前進することを評価します。デマンド交通等の実証運行の実施に向けた検討が行われますが、導入の効果や地域への適合性の検証が有効な判断材料になることを願います。

・街路樹等維持管理費について
奥池地区で発生する松くい虫による被害ついて、放置による周辺木への感染防止に努め、発見時には早期に伐採を進めるよう要望しました。

・住生活基本計画策定業務委託費について
新年度は、「世界で一番住み続けたい街、芦屋」を強固に実現するための礎とすべく、従来の「芦屋市住宅マスタープラン」と共に、「芦屋市空家等対策計画」、「芦屋市マンション管理適正化推進計画」及び「芦屋市営住宅等ストック総合活用計画」の4つの計画の改定・策定が行われ、一体化され、新たに「芦屋市住生活基本計画」が策定されます。

特に、「芦屋市マンション管理適正化推進計画」においては、コミュニティの形成や活性化についても触れられて良いのではないだろうかということ、実効性の高い計画になることを要望しました。

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