決算特別委員会が開催されました。
今日は10時より決算特別委員会が開催されました。まずは3つの分科会座長により決算審査における報告が行われ、続いて討論、採決が行われました。結果、決算に関する議案は全て「認定」すべきものとなりました。
決算審査も無事終了し、10日に9月議会の閉会を迎えます。
<令和5年度の決算審査を終えて一言>
令和5年度の決算は、実質収支が黒字を達成しました。特に財政基金や減債基金をはじめとする各種基金の積立金利子が適切な運用により大幅に増加したことは、評価に値する明るい材料です。今後も安全性に配慮した最適な運用を期待します。
財政指標もおおむね良好ですが、経常収支比率は昨年同様の高水準であり、財政の硬直化が依然として課題です。市税収入は3年連続で増加していますが、少子高齢化や人口減少による減収リスクが懸念されます。
加えて、本市の高齢化率は令和6年1月時点で30.2%と高く、2040年には40%に達する見通しです。現役世代の減少も予測される中で、社会保障費や公共施設の更新、災害対策に伴う財政負担がさらに大きくなることが予想されます。これに対応するため、行財政改革の継続や新たな財源創出が不可欠です。
全国的に子育て支援が注目される一方で、高齢者が健康で生き生きと暮らせる「健康長寿社会」の実現も重要です。世代を超えた安心を提供する政策の推進を強く要望します。