県道奥山精道線でのトラック横転事故について
7月7日、山手小学校近く県道奥山精道線においてトラックの横転事故が発生しました。
昨年も同様の事故がこの付近で発生しており、二度目の事故です。私の元には市民より「前回の事故の教訓は生かされているのか?」「いずれも山手小学校の近くであり、今回も登下校時でなかったことは幸いだが、早急に対応を求めるよう」とのお声が届きました。
昨年の事故発生時にも、同会派の福井利道議員が早急に対策を講じるよう議会で質問をしましたが、具体的な対策は取られてきませんでした。奥池の芦有ゲートから下ってくる、このような坂道の場合、エンジンブレーキを使用せずブレーキに頼る運転を続けていると山手町付近ではブレーキが効かなくなることが考えられます。また緩いジグザグな下り坂なので、スピードを出してしまうことで過積載のトラックの場合にはトラクタとトレーラー部分がくの字に曲がるような現象が引き起こされたりするのではないか?などの疑問点がありました。
二度目の事故ということでもあるので、十分に検証を行い、実効性のある対策を講じるべきであることを市の道路・公園課長ならびに県から本市に出向している技監に対して要望しました。
その結果、早速、西宮土木事務所と警察署が原因究明と今後の対策について話し合いを行ったとのこと。今回の事故原因は、フェード現象によるものとされました。フェード現象とは、長い下り坂などでブレーキを使い過ぎたことにより、ブレーキが効かなくなる現象です。よって、今後は芦有道路から県道に至るまでの下り坂においては、「エンジンブレーキを効果的に使用する」旨の看板を作成し、啓発に努めていくとのことでした。
ブレーキ(制動力)が効かないことは命に直結し、ドライバー本人のみならず周囲を巻き込む大惨事につながることがあります。今回の啓発看板の設置にあたり、しっかり心に届く文言を入れ、効果的な場所に設置されることを願います。
同じ自民党兵庫県議との連携もあり、早急に対策が実施されるよう県に要望していただきました。二度と同様の事故が発生しないよう、対策についても都度確認して参ります。