終戦の日〜「平和への祈りと願い」を込めて〜
苛烈な被害をもたらした先の大戦終結から76年となる終戦の日を迎え、今年も芦屋ユネスコ協会による「平和の鐘を鳴らそう!」が行われました。昨年同様、コロナ禍にあり終息が見通せない状況が続いているため、式典のみの開催となりました。雨はやんでいたものの、不安定な天候のせいか市民の方々の参加は、昨年に比較して少なく感じました。
「ユネスコ」は、戦争の惨禍を二度と繰り返さないようにという願いを込め、て創設されました。「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」というのは、ユネスコ憲章の有名な言葉です。
そして「平和の鐘を鳴らす運動」は、ノーベル平和賞受賞者たちによって起草された「わたしの平和宣言」を紹介しながら、お寺や教会の鐘によって“平和への祈りと願い”を表現する活動であり、現在全国各地で実施されています。
式典では芦屋ユネスコ協会山中健会長、芦屋市長のご挨拶ののち、「平和宣言」を唱和し、正午のサイレンに合わせて黙祷いたしました。
芦屋市には芦屋市民センターの本館玄関前に優愛の鐘があります。黙祷の後、一人ひとりが「平和への祈りと願い」を込めて鐘をならし、争いのない世界を願い、心静かに過ごす一日となりました。