総務常任委員会 行政視察(立川市)
本日は、東京都立川市において「自治会支援について(立川市自治会等を応援する条例について)」というテーマで学びました。
立川市は、2019年に「自治会等を応援する条例」を制定しました。
この条例は、市民の自治会への参加を促進し、地域コミュニティの活性化とつながりの強化を通じて、住みやすい地域社会を実現することを目的としています。
条例制定の背景には、立川市がJR路線などの交通結節点であり、転入・転出が頻繁であること、また単身世帯が多いことから、自治会への加入が進みにくいという状況があります。そこで、自治会連合会が市に対し条例の制定を要望し、市議会からの支援も加わって、条例化が具体的に検討されるようになったそうです。
立川市の人口は、185,825人(令和6年度)で、芦屋市の約2倍ではありますが、自治会の担い手不足については同様の課題です。
立川市には、自治会等に対する助成制度として、児童参加地域事業補助金やコミュニティ用品補助金をはじめ8つの補助金があるものの、加入率のアップにはすぐには繋がらず、時間を要するであろうとのことでした。
なお、今後の取り組みとしては、地元の大学との連携協定によりスタンプラリーを行う計画があるとのことです。
自治体の役割は地域の絆を深めるだけでなく、高齢化社会や防災への対応など持続可能な地域社会を築くために非常に重要であることを改めて認識しました。 立川市の視察後、帰路につきました。