総務常任委員会でオンライン視察を実施
本日、総務常任委員会は、オンラインにて福島県郡山市の取り組みを視察しました。テーマは、「業務改善について」で、オンラインを活用した視察は、芦屋市議会の常任委員会では初めての試みとなりました。
事前に委員から郡山市の興味深い取り組みについての説明と視察の要望があったため、効果的な実施方法を検討し、委員間、また視察をお受け頂く郡山市との間の音声チェックを重ねて今日を迎えました。
郡山市では、平成29年、効率的・効果的な業務量の削減手法をまとめた「郡山STANDARD」が策定され、展開が図られてきました。
芦屋市においても、限られた人材で質の高い市民サービスを提供するには、「全庁で行われる共通業務量」を削減し、対する「施策の推進の割合」を増大させる仕組みづくりが必要ではないでしょうか。郡山市では、残業の減少効果も得られたということから、働き方改革にも通じる取り組みであると感じました。
業務の削減手法については、例えば「成果を検証していないセミナーは廃止する」、「会議開催にあたり冒頭挨拶を廃止し、事務局の説明を極力行わず質疑から入る」のように明確に示されています。現在では、招集会議を開催しない文書会議が増加しているとのことでした。また、慣例化されている業務の削減が推進されていることも、興味深く、見習うべき点であったと思います。
コロナ禍の影響で自治体間の視察の自粛が続くなか実施されたオンライン視察でしたが、リアルタイムで質疑が行われるなど、実際に現地を訪れたような感覚で学ばせていただきました。なお、移動時間がないため、コストが最小限に抑えられるというメリットもあり、今後も有効な手段として、積極的に活用していくべきであると考えます。初めてのオンライン視察でしたが大きなトラブルもなく行われ有意義な機会になりました。
郡山市議会事務局の担当者からは、冒頭に窓からの景色を見せて頂くというご配慮があり、続いて行政マネジメント課長から取り組みについての丁寧な説明と、質疑に対する詳しいお答えを頂きました。郡山市の皆様には、お忙しい中、温かいお心遣いと懇切丁寧なご説明を頂きまましたことに、心から感謝申し上げます。