臨時議会が閉会しました
1月30日に開会した臨時議会が本日最終日となりました。
市長提出議案の採決が行われ、反対多数で否決。
今回は直接請求にかかる議案につき通常の議会に比べて傍聴者も多くおられました。
市民団体の直接請求による議案は、
昨年9月定例会において議決された「朝日ヶ丘幼稚園・精道幼稚園・精道保育所の廃園(所)」の条例を廃止し、
市立幼稚園を8園体制に戻し、3年保育を実施するというものです。
私の会派「あしや真政会」では、
多くの待機児童がいる一方で市立幼稚園では園児数が定員を大幅に下回っている現状において、
市の計画に沿っての改革が必要であるとの観点からこの議案に反対しました。
3年保育については、
「幼稚園の空き教室を利用した保育は今すぐにでも実施できることであるのになぜやらないのか?」
という声を受けての議案でしたが、
長期的視野に立ち考えたとき、
施設の改修コスト(給食施設の改修工事)や保育士の確保の問題が生じることになります。
また、今後の認定こども園にて3年保育を実施することで、
そのニーズは少なからず満たすことができるのではないかと考えます。
直接請求で示された案では、市立幼稚園8園を維持した場合のランニングコストは5億6000万円となり、
3年保育についてはさらに(ランニングコストとして)約7100万円が見込まれます。
未来を創る子どもたちのための投資は必要ですが、市が示している以上に運営コストがかかることになります。
持続可能な市政運営をすべきであり、
「市立幼稚園・保育所のあり方」を着実に進めて待機児童の解消に取組むべきであると考えます。