芦屋市広報番組の放映について
本日より放映が開始された芦屋市広報番組(あしやトライあんぐる)では、JR芦屋駅南地区再開発事業について取り上げられています。この事業については昨年3月より議会側の了承が得られておらず、その後も行政と議会では事業遂行について一致点を見出していない状況にあります。
そのような状況下において、今回の市広報番組は行政側の主観的一方的な主張をしているものであり看過できるものではありません。
市民に周知を図るべきは、何が問題になっているのか、また、その賛否両論をしっかり伝えることこそが肝要なはずです。特に今回取り上げているのは、市が再議を何度も提起しながら了承を得ることができていない事業です。
議会が了承していない事業について、行政の主張に重点を置いている広報のあり方は、公金の使い方としても疑義を持たざるを得ません。
(申し入れ書より一部抜粋)
今回の放送内容は公平性に欠けており、芦屋市議会の自由民主党、公明党、BE ASHIYA、寺前議員より市に対して広報番組の即時中止を求めました。行政の広報においては、「公平性」「公正性」は決して外すことの出来ない要素であるはず。
再開発事業について、今は行政と議会が見解の一致点を探らなければならない大事な時であるのに、このタイミングでこのような放映をする意図が、よく分かりません。市は、こうした番組を制作することにより「行政の方針に根強く反対されている地権者や議会」の理解を得ることが出来ると、本当に考えているのでしょうか。正直、疑問に思えてなりません。