芦屋市消費者協会総会に出席しました。
今日は午前10時より公光分庁舎において、令和4年度芦屋市消費者協会総会が開催され、出席しました。
芦屋市消費者協会は、昭和48年に設立され、長年にわたり活動を続けてきましたが、会員の高齢化に伴い、平成26年度を境に活動を休止していました。しかしながら、消費者を取り巻く社会情勢はめまぐるしく変化し、契約トラブルや悪質商法、巧妙化した手口の特殊詐欺などの発生件数が増加しています。
そこで、このような状況下において消費生活における正しい知識を普及啓発すること、消費者の利益を保護し、消費生活の向上を目指すことを目的とし、2020年4月より、役員も一新し、活動を再開しています。
なお、会員の多くが消費生活サポーター登録者でもあり、現在は定期的に消費生活に関する勉強会を開くなど、市と連携しての啓発活動を実施しています。
ところで、この4月1日から成年年齢が18歳となりました。18歳で大人の仲間入りをするわけですが、社会経験の少ない若者が悪質業者のターゲットにならないよう、それぞれが正しい知識を身につけ被害にあわないようにしなければなりません。ちなみに大人になると保護者の同意なしに契約を一人でできるようになると同時に、一度結んだ契約は簡単には取り消せなくなります。できることが増える分、責任も生じることになるわけです。消費者トラブルに巻き込まれないために、個々の契約は慎重に行なうようにし、だまされない消費者になるべく、「今だけ」「ここだけ」「自分だけ」の消費行動から転換し、人や社会、地域などにも配慮した「自分で考える消費者」になることが重要になります。
そこで、消費者協会としては、あらためてこのような課題について考えるとともに、「自分事として捉えて実践につなげるきっかけにする」という取り組みを進めていくとのことです。今後は、行政との連携のもと、活発に活動し、ますます会が発展するよう期待いたします。