芦屋市防災総合訓練に参加しました
今回の訓練は兵庫県南海トラフ地震を想定した津波一斉避難訓練で、
精道小学校がメイン会場となり、
サブ会場は宮川小学校、打出浜小学校、浜風小学校、
潮見小学校、県営・市営南芦屋浜団地で、
それぞれ避難訓練を実施しました。
午前9時過ぎに一斉に携帯電話の警報音が鳴りだし、
すぐに地元の宮川小学校に向かいました。
宮川小学校でははじめて防災ボックスを開けて中を見せて頂きました。
防災ボックスとは、箱の中に学校の鍵が収納されており、
震度5以上の大規模な地震が発生した時に揺れを感知して自動的に解錠されます。
この防災ボックスの設置により、
学校に人が不在の場合でも、門扉や校舎を開けて避難することが可能になります。
現在、防災ボックスは大規模改修中の岩園小学校を除き、
市立の全ての小中学校に設置されています。
校舎に避難した後は、
市民の方と県立芦屋高校から
津波避難ビルに指定されている永瀬工務店を経由してスタンプラリーのシールを頂き、
精道小学校に移動しました。
精道小学校では、
起震車による地震の体験コーナーや自衛隊によるロープワーク、
消防団による煙体験ハウス、防災に関するパネル展示等があり、
多くの親子連れの方が参加されていました。
「南海トラフ地震」は今後30年以内に起きる確率が70%と言われていますが、
災害多発国である我が国には、自然的特性に鑑みて、
災害被害を「想定外」ではなく「想定内」と表現できるだけの備えが必要になります。
被害を最小限に抑えて市民の生命や財産を守るために、
危機管理意識向上に向けた啓発や訓練を通して
防災・減災に取り組むことの重要さを改めて感じた一日となりました。