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視察1日目「タブレットPCの全中学校の導入について」

民生文教常任委員会の視察で今日から東京に来ております。

1日目の今日は、

東京都荒川区の小中学校におけるタブレット導入及び活用についての視察でした。

 

荒川区ではこれまで電子黒板を全普通教室に導入し、

全校全教室を結ぶ教育ネットワークによる教材の共有や

デジタル教科書のネットワーク配信を行うなど、

全国でも最先端の教育の情報化に取り組んでこられました。

2年前にはすべての小中学校に1万1千台のタブレットPCを導入されています。

 

荒川区の一般会計の予算総額は970億円、その内、教育費は79億円(8.2%)で、

タブレットPC導入の為の予算は5年間のリース契約で32億円!とのことでした。

 

ICT教育を導入することで、

すべての学校教員がサーバーを共有し、

授業で使用する教材をシェアできるシステムを構築でき、

それにより教員の業務負担の軽減化や9教科にわたる効果的な指導が実現するなど、

多くの教育効果が表れているとのことでした。

 

私は、

「タブレットPCの活用による教育効果について、

数値化による検証は行われているのか?」という質問を致しましたが、

数値化には至っておらずその指標も確立はされていないとのことでした。

 

教育現場におけるICT化は日進月歩ですが、

今後、事業の検証結果およびリース終了後の方向性については気になるところです。

 

他に興味深かったのは、

区民の皆様への広報のありかたについてで、「あらかわ区報」とは別に、

小中学校生に配布される「あらかわ区報Jr.」版があり、

年に8回作成されるようです。

 

また、

教育委員会事務局より発行される「荒川区の教育」と題した広報誌が年に1回発行され、

新聞折り込みにより配布されるとの事。

情報の発信にも積極的に取り組まれており、大変参考になりました。

 

芦屋市においてもこどもたちの学びの環境がさらに向上していくよう、

今後もしっかり取り組んで参ります。

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