議員研修会「ジェネリック医薬品を知ろう!」
今日は市立芦屋病院薬剤科部長の岡本禎晃先生をお招きし、
「ジェネリック薬品を知ろう!」のテーマで議員研修会が行われました。
岡本先生は認定番号1号として日本で初めて緩和薬物療法認定薬剤師の資格を取得しておられます。
研修会では、ジェネリック医薬品に対する誤解と正しい知識について、
また芦屋病院の先進的な取り組み等についてお話を伺いました。
ジェネリック医薬品は「安価である」「先発品より薬効が劣る」というイメージが先行しているせいか
芦屋市での利用率も高くはないようです。
ジェネリック医薬品とは、
新薬の特許期間後に、同じ有効成分と効き目で製造された医薬品です。
研究開発費はかけずに製造されるため、コストを下げることができる上に
成分や含有量など薬効成分を変えずに苦みを抑えたり、
飲みやすい錠剤やカプセルに工夫、改良できるというメリットがあります。
デメリットとしては、需要が少ないと製造中止になるという点が挙げられます。
現在、芦屋病院では、
ジェネリック薬品が存在する医薬品の内の92%は置き換えが完了しているとのこと。
また、ジェネリック医薬品を採用する際には、徹底的に情報収集し、
品質が確かであること、
生産ラインが国内に複数あり安定供給が確保されていることなど厳しくチェックし、
基準を満たすものに限っているそうです。
他にはネット通販による医薬品の購入についての危険性や
ポリファ−マシー(薬を多用する際に生じる副作用について)に関しても触れておられました。
ジェネリック医薬品について、あらたに知る事が多く貴重な機会となりました。
なお、この議員研修会では初めて副議長として司会をさせていただきました。
岡本先生にはお忙しい中、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。