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2日間の臨時議会が閉会しました

昨日、今日と2日間にわたり臨時議会が開催され、新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る芦屋市独自支援策やJR芦屋駅南の再開発事業の補正暫定予算案について審議されました。

新型コロナウイルスの猛威は止まることなく、世界中が重大な文明の危機を迎えていると言われています。芦屋市の支援策として、事業者支援、感染拡大防止対策、就学支援、生活支援策などが決定しました。

JR 芦屋駅南の再開発事業については、地権者からの用地取得など関連事業費を市が盛り込んだ再開発事業暫定補正予算案が、賛成9、反対11で否決されました。

建設公営企業常任委員会において行った反対討論は、以下の通りです。

 都市再開発事業特別会計暫定補正予算について反対の立場で討論をいたします。

 3月議会において令和2年度の再開発事業特別会計予算案が否決となり、あらためて補正予算案が示されたわけですが、当初予算案に比べて金額は抑えられているものの、この事業に新たな見直しを加えた上で減額された予算案ではなく、依然として今後も再開発事業を前進させていくという市の強い意志とその方向性が示されており、到底受け入れることはできません。

 私どもはあくまでも再開発事業そのものに反対をするものではなく、現状のJR芦屋駅南の整備の必要性は認識しているものの、膨れ上がる事業費が市の財政を圧迫し、市民サービスの提供に支障をきたす恐れが生じるため、事業を一時休止し、見直しを行うべきであると考えます。ここで強調したい事は、再開発事業は財政の健全性が保たれる範囲で実施されるべきであるということです。

なお、コロナショックについては、世界経済にも深刻な打撃を与えており、世界中に不安が広がり、リーマンショック以上とも言われています。この危機が去った後に、いかに経済復興を図っていくのかが大きな課題ですが、今後、本市においても、今は見えていない様々な問題が生じることも予測しつつ、今まで以上に財源の確保が求められるのではないかと考えます。 

このような厳しい社会情勢の中、市民サービスの提供に影響を及ぼすことなく事業を進めることが本当に可能なのでしょうか。昨日の特別委員会で経済効果について説明がありましたが、その際に委員から指摘があったように、説明内容については、理解し難いものでありました。

将来に大きなツケ残すことにならないよう、今一度、考えて頂き、そして、再開発事業特別会計予算案を反対多数で否決したという議会の意志を真摯に受け止めて頂きたいと思います。

以上のことから自民党芦屋市議会議員団を代表して反対いたします。

 

 JR芦屋駅南の再開発事業を考えるグループ(自民党、公明党、無所属の有志議員12名)による市政ニュース「ニュース FOR  ASHIYA」第2号が作成されましたので、ご覧下さい。

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