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12月議会が閉会しました。

12月定例会の最終日を迎えました。市長提出議案は全て可決しましたが、会派として69号議案については反対いたしました。その理由については以下のとおりです。

 

第69号議案 芦屋市市税条例等の一部を改正する条例の制定について。

 

現在、市税など市債権に係る滞納者に対しては、督促状を発送しており、督促手数料として別途80円を徴収しています。

 

今回の条例改正は、この督促手数料を廃止しようとするものです。これにより、手数料徴収業務にかかる業務量の削減を図ることができるとのこと。つまり、当該事務に要する時間を市債権の徴収業務に充てることで事務の効率性と徴収率の向上を目指すことが目的とされています。

 

そもそも期限内に納税される市民に対しては督促状を送付する必要はありませんが、延滞者に対する対応自体が納税された費用から支出されている状況であり、延滞者に対して督促手数料を請求することは、真っ当な対応であると言えます。

 

しかしながら、当局にとっては、80円を徴収するがために、それ以上のコストをかけてきたという実態があるため、費用対効果を優先し督促手数料の廃止を決断したということです。

 

この点に関しては、単に督促手数料を廃止するのではなく、例えば苦情対応等のマニュアルを作成し、毅然とした態度で臨むことを関係部署で共有するなど業務の効率化に向けての検討は行われてきたのでしょうか。この判断が市民のために正しい判断になり得ることか、疑問に感じたため反対しました。

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