3月定例会が閉会しました
令和3年第1回定例会では、現年度ならびに新年度議案、請願、新年度予算の審議が行われ、本日閉会しました。なお、JR芦屋駅南地区再開発事業については、「一般会計、特別会計の両予算案のうち、用地取得費や補償費等を削減し関連費用を半減する」という修正案が可決されました。
新年度予算については、まず市立西蔵こども園での一時預かり保育事業や育児相談等の地域子育て支援拠点事業、市立精道こども園での病児・病後時保育事業、また市立岩園幼稚園での3歳児保育の試験的実施など、子育て支援策に力を入れており、評価します。
振り返ると平成29年に市立幼稚園・保育所の統廃合案が示され、様々な議論を経て、市立認定こども園が開園することになりました。なかでも病児・病後児保育事業については、子育て世代の方々から大きな期待も寄せられていました。また、以前より「利便性の高い地域への事業拡充」を要望していましたので、精道地区での開始は大変喜ばしいことです。
一方、教育面については、市立精道中学校の建て替えが一部完成し、教育環境が整いつつあります。今後、公教育の質の向上を図ることにより芦屋市が「子育て・教育環境の充実したまち」と評価され、居住地として選ばれるまちとなり、子育て世代の流入・定着が促進されることを期待します。
少子高齢化と人口減少社会を迎えた今日、施策の取捨選択と集中を行い、限られた財源・資源をより効果的・効率的に配分して、次世代に負担をかけない慎重な財政運営と行政運営が行われることを要望していきます。