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3月定例議会が閉会しました。

2月16日に開会した3月定例議会は、本日最終日を迎え、新年度予算をはじめとするすべての議案は可決しました。

史上最年少で市長に就任した髙島市長にとっては、今回が初めての予算編成となりましたが、「子育て・教育」「福祉・防災」「みらいの都市づくり」に力点を置いた内容となっていました。具体的には、こども医療費助成制度の拡充、既存の公共交通網から離れている地域におけるデマンド交通等の実証運行の実施、カラス対策など、生活に密着した取り組むべき課題の解消に向けて、早急に着手されることを評価します。これらは、市民要望が高まっていたにも関わらず、これまではなかなか進められなかった課題の数々です。

なお、教育分野では、不登校気味の児童生徒が安心して過ごすための「校内サポートルーム」を充実させて臨床心理士や教職を目指す大学生を「PEACEサポーター」として新たに設置すること、いじめ防止対策については小学校5年生から中学校3年生までの全学年を対象にした弁護士によるいじめ防止授業を実施することが示されました。いじめに気づき解決に向けて動ける児童生徒が増えることで、いじめの深刻化を防止できることを願います。

今後、本格的な少子高齢・人口減少社会が到来するなか、市民の安全・安心を支えるための持続可能な財政基盤の強化が求められます。魅力あるまちづくりを進めていくために、そして将来世代に負担を先送りすることのないようにするために、限られた財源のもとで「選択と集中」による慎重な行財政運営を行うことが重要になります。

本会議最終日の採決にあたり、条例案や意見書をはじめ新年度予算案に対して、多くの議員が討論を行いました。

私は議員提出議案第4号「厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書」について、賛成討論に参加。この議員提出議案は、「地方議会議員の厚生年金加入のための法整備を行い、地方分権時代における議会の役割に相応しい年金制度を構築すること」を要望するものです。

地方議会議員の新たな年金制度については、「全国市議会議長会」及び「全国市議会議長会指定都市協議会」等により、現在に至るまで法整備の実現に向けて要望が行われてはいるものの、依然として進んでいません。

多様な人材を確保するためには、議員を目指す者が立候補しやすいよう、そして家族の将来や老後の生活を心配することがないよう、立候補を促すための環境を整えることが肝要であることから、賛成しました。

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