9月議会が閉会しました
本会議の最終日。
9月議会では3日間にわたって平成30年度の決算審査が行われ、
活発な議論が展開されました。
私は今年度、監査委員につき決算審査意見書を市議会に提出する立場であるため、
決算特別委員会の委員としては参加いたしておりません。
これは市議会においての前例によるものでもあります。
このたびの平成30年度の決算については、
各会派の討論の後、適切な予算の執行が行われているとし、
賛成多数で認定されました。
決算審査を通して感じたことは以下のとおりです。
歳入の約半分を占める市税収入は、
株式等に係る譲渡所得等の増加により約6億円の増加となったものの
中長期的には人口減少や年齢構成の変化によりいずれ減少に転じることが予想されています。
市税収入が減少していくと経常的な収入が少なくなることが予想されます。
なお、本年から芦屋市は不交付団体となりましたが、
臨時財政対策債の償還や基金で足らず分を補わなければならない状況の下、
財政的には不安要素が山積しています。
一般会計の市債(=市の借金)は、
平成27年度末に475億円まで縮減していましたが、
公共施設の老朽化対策や人口減少対策のための投資的事業のため
501億円(うち震災関連分は136億円)となりました。
今後、JR芦屋駅南地区再開発事業や中学校の建替え事業などの大規模な投資的事業の完了後、
市債残高は再び減少していくものと思われます。
持続可能な堅実な行財政運営が行えるよう、
コスト意識を持ち、諸課題に取組むことが肝要になります。
この決算審査が次年度の予算にどのように活かされるのか、注視していきたいと思います。